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ロシア行きのヘビー級王者ワイルダーが心境を語る

2016年4月23日 0時15分

 5月21日、敵地モスクワで指名挑戦者アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)の挑戦を受けるWBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米=写真)が試合1ヵ月前の21日(日本時間22日)、地元アラバマ州ノースポートのジムでメディアに練習を公開。現地メディアとのインタビューに応じた(以下抜粋)。

―ロシアで期待しているものは?
「もちろん勝つこと。アメリカのために勝利を持ち帰る。これは自身だけでなく、アメリカにとってもビッグファイト。ロシアvsアメリカだ。たとえ彼ら(ロシアのファン)が私のファンじゃなくても、彼らは試合の重要さを分かっている。ここアメリカで戦えば私はより有利だが、ヘビー級世界チャンピオンの私は世界中を周ってタイトルを防衛しなければならない。私はその機会を得た。夢の中で生きている気持ちがするよ」

―米国の世界ヘビー級王者として初めてロシアで戦う意味は?
「その意味は多い。運命というべきか。神は私に過ちを起こさなかった。私は歴史に名を残し、歴史を継続する。エキサイトしている」

―試合の予想は?
「私は初回から彼を痛めつけ、ノックアウトする。ヘビー級はハードヒッターばかり。リングに上がれば、ノックアウトがすべてだ」

―今ピークに達しているか?
「私はまだピークに達していない。まだ学習プロセスの段階だ。私はいつも何かを学んでいる。各試合が私に経験をもたらす。同時にファンもこの試合を見逃してはならない」

―タイトル統一など未来に関して…。
「比類なきヘビー級チャンピオンに就く願望は、私の内面奥深くに存在する。その目標に私は突き進む。たとえ時間がかかろうと、何試合も戦わなければならなくても、実行しなければならない。そのため多くの国で戦うことになっても気持ちは同じだ」

―ロシアへ行くことに不安はないか?
「心配事はないよ。もしノックアウトで勝てなくても、あるいは試合を盗まれる策略があっても、それに似たことが発生しても、私は常に平常心を保つ。試合の時は集中し、心をクリアにして戦う。デオンタイ・ワイルダーの能力がどれだけあるかを誇示したい。自分がこれから実行することにものすごく自信がある」

 1ヵ月後に開始ゴングが鳴る注目の一戦。ワイルダーの闘争本能が燃えている。

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