今週土曜日25日（日本時間26日）ロンドンのO2アリーナで行われるIBF世界ヘビー級タイトルマッチのファイナル・プレス・カンフェレンスが23日、同地のスカイ・スポーツ・スタジオで開催され、初防衛戦に臨む王者アンソニー・ジョシュア（イギリス）と挑戦者ドミニク・ブラゼール（アメリカ）が勝利への意気込みを語った。

ジョシュア「プレッシャーはない。作戦を実行するためリラックスしている。でもひとたびゴングが鳴れば、何かが始まり、私はできるだけ早く彼を仕留めたい。私は準備周到。ドミニクも同様。どちらか一人が敗北を味わう。今後の各ファイトがビッグマッチへの布石となる。私は本物になることを強く望んでいる」

ブラゼール「私は君をボクサーとしてリスペクトするが、勝つのはこちらだ。（試合が）待ち切れない。このチャンスをつかむまで8年待った。これは本当に人生のチャンスだ。打撃戦を予測し、ラウンドごと、パンチごとにノックアウトを狙う。これは元フットボール選手の私にとってスーパーボウルだ。みんな私をチャールズ・マーティン（米＝ジョシュアに王座を奪われた前王者）と比較する。でも我々の共通点はアメリカ人というだけだ。我々は全く違ったタイプで、人生の目標もぜんぜん違う」

　チケットは発売開始からほどなくソールドアウトとなり、会場のO2アリーナは満員に膨れ上がる。試合を全米へ放送するショータイムはWBC王者デオンタイ・ワイルダーをゲスト解説に起用し、今後のビッグマッチ実現に期待を持たせる。Photo/Matchroom Sport