７月13日ニューヨークのバークレイズ・センターで予定された王者バーナード・ホプキンス（米）×指名挑戦者カロ・ムラト（ドイツ）によるＩＢＦ世界Ｌ・ヘビー級タイトルマッチが中止になった。主催のゴールデンボーイ・プロモーションズ（ＧＢＰ）が14日に発表したもので、理由はムラトに米国入国ビザが下りないため。ムラトは半年前から米国ビザを申請してというが、なぜ拒否されたのか原因は明らかにされていない。

バーナード・ホプキンス

中止の報に両者とも落胆の色を隠せない。「すでにジムでスパーリングも始めていたし、準備万端だったからとても残念」（ホプキンス）。「もう３ヵ月前から練習を始め、今スペインのマジョルカでキャンプ中だからとても悲しい」（ムラト）

　ＧＢＰによると、再スケジュールが立つ見込みが薄く、ホプキンスは他団体のチャンピオンとの統一戦を目指す公算が高いという。