長谷川穂積「これがラストチャレンジだと思う」
2016年7月6日 16時33分
2016年7月6日 15時01分
WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介(帝拳)と元2階級制覇王者の長谷川穂積(真正)が9月16日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でダブル世界戦を行うことになった。両選手が6日、都内で記者会見した発表した。
メインを務める山中は11度目の防衛戦を迎える。相手はV9戦で拳を交えた指名挑戦者アンセルモ・モレノ(パナマ)となった。記者会見で山中は「3月に10度目の防衛を達成して次は統一戦、海外での試合を希望していた。そういう試合がなかなか決まらない中で、会長には自分のモチベーションも考えてもあり、決定戦を勝ち上がったモレノとの試合をすぐに決めてもらった。覚悟はできている」と引き締まった表情。モレノは4月、スリヤン・ソールンビサイ(タイ)との挑戦者決定戦に勝利して山中への再挑戦のチケットを手にしていた。
元WBAスーパー王者モレノと対戦した昨年9月の試合は多くのファンにとって記憶に新しいところだろう。「左をあれだけ空振りして肘が痛くなったのは初めて」と山中が振り返るように、試合はモレノのテクニックに手を焼いた山中が、終盤に奮闘して辛うじて2-1判定で勝ちを拾う内容だった。「前回は内容が内容だっただけに(再戦は)やらなくてはいけないというのがあった。今回ははっきりとした形でしっかり勝ちたい」と完全決着を強調するのも当然だろう。
帝拳ジムの浜田剛史代表は「前回は山中の左が不発だった。今回は左に磨きをかけて臨みたい」と“神の左”の復活を予告。モレノを返り討ちにすれば、防衛回数は内山高志(ワタナベ)と並ぶ歴代2位タイだ。
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