東日本新人王予選、7.21結果
2016年7月21日 23時39分
2016年7月21日 16時27分
WBO世界ミニマム級王座決定戦(8月20日・兵庫県三田市駒ヶ谷体育館)で18歳の同級1位、加納陸(大成)と対戦する同級2位、高山勝成(33=仲里)が21日、東大阪市の近畿大学ボクシング部でスパーリング練習を開始した。
15日まで東京のケビン山崎氏のジムで体幹強化に努めてきた高山。昨日までは名古屋の菊華高校野球部の応援や1学期終業式に出席していた。タイトルを失った昨年大みそかの試合に向けての始動ぶりに比べると、肩や胸の筋肉が引き締まっており、体重50キロと体調はすこぶるよさそうだ。
高山の後援会長を務める薬局チェーンCEO・米田眞理子氏が近大ボクシング部の後援会長を引き受けていることから、高山の世界戦前の近大でのスパーリングはすっかり恒例行事。加納陸を想定して、この日はサウスポーの大杉翔太(3年)、木山鷹守(2年)、河野紘輝(1年)の3人と2ラウンドずつ啓ラウンドスパーリングした。
若さで思い切り左を打ってくる3選手に対して、高山はフットワークを生かし、距離をとって、左ボディフックからの右パンチを合わせたり、右ストレートのダブル、トリプルでロープに詰めて、左右フックを放つなど軽快な動き。両目上の古傷もこの日のスパーリングでは影響はなく、これから問題なく実戦練習を積んでいけそうだ。
スパーリングの後はサンドバッグ打ちなどをこなした高山は「近大の選手たちは、みんな上達しているので、すごくいい実戦感が養えます。試合まであと1ヶ月近くですが、近大や東京でスパーリングを積んでいきます」と語った。23日にも3選手とスパーリングを行うことにしている。
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