田口良一が4度目の防衛成功、宮崎亮に3-0判定勝ち
2016年8月31日 21時24分
2016年8月31日 20時12分
WBA世界S・フライ級タイトルマッチが31日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者の河野公平(ワタナベ)は暫定王者で同級1位のルイス・コンセプシオン(パナマ)に0-3判定負け。4度目の防衛に失敗した。スコアは115-113、116-112×2。
元WBC世界フライ級王者で強打が自慢のコンセプシオンが相手だけに、立ち上がりの対処が河野勝利の第一関門。「後半勝負」を公言していた河野は、フットワークを使ってリングを大きくサークリング。まずは無難な立ち上がりを見せた。
しかし、2回に入ると挑戦者の圧力を受け、ロープを背負うシーンが早くも増える。河野は決定打を防ぎ、すきあらばカウンターを狙う意思を感じさせるも、押されている印象は否めない。コンセプシオンはラフにならないように注意を払い、左右のフックとアッパーで河野にプレスをかけていった。
河野のエンジンが温まったのは4回だった。前に出る姿勢を強め、右ストレート、左ボディブローを繰り出し、ようやく攻めのシーンを増やしていく。打ちおろしの右ストレートが浅いながらもコンセプシオンの顔面をとらえ、反撃が始まるかに見えた。しかし、5、6回は再び押し込まれ、ポイントを失ってしまった。
劣勢の河野は7回に手数を増やし、右ストレートで挑戦者に迫ったが、8回早々にコンセプシオンの左アッパーを食らって大きく後退。大きなピンチを迎えたが、ここをこらえて反撃に出ると、コンセプシオンと激しい打撃戦を展開。双方ともダメージを負った。
9回は河野がさらに奮起。右ストレート、左ボディを打ち込んで、コンセプシオンの動きを止め、この試合最大のチャンスを迎える。しかしコンセプシオンは崩れない。10回は河野の右がたびたびヒットするものの、コンセプシオンもコツコツをアッパーを決めて流れを渡さなかった。11回も攻めた河野だが、コンセプシオンは思うように失速してくれず、12回は逆に盛り返されて終了のゴングとなった。
2階級制覇に成功したコンセプシオンは35勝24KO4敗。勝利の際はお約束となっているコーナーポストからのバック宙を四方のコーナーで決めてみせた。2度目の王座の4度目の防衛に失敗した河野は32勝13KO8敗1分。
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