元GBPのシェーファー氏が新会社設立、LAで初興行
2016年9月1日 12時53分
2016年8月31日 21時24分
31日東京・大田区総合体育館で開催されたダブル世界タイトルマッチのメインイベント、WBA世界L・フライ級タイトルマッチは、王者の田口良一(ワタナベ)が指名挑戦者の宮崎亮(井岡)を3-0判定で下し、4度目の防衛に成功した。スコアは116-112、117-111、119-109。元WBA世界ミニマム級王者の宮崎は2階級制覇に失敗した。
久々の世界戦となる宮崎は持ち前の瞬発力とスピードを初回に披露したが、チャンピオンの田口が動じることはなく、2回から徐々にペースを上げていった。 身長で大きく上回る田口は距離を取りながらジャブでうまく圧力をかけ、宮崎のアタックを封じた。3回からは宮崎にロープを背負わせて連打を見舞うシーンも作り、大きなダメージを与えるまでにはいたらないものの、ポイントを地道にピックアップしていった。
中盤に入ると田口はボディブローも交えた立体的が攻撃も機能させ始め、完全にリズムをつかむ。宮崎は左をダブルで打ってみたり、L字ガードでロープを背負ってみたりと、あの手この手で状況を打開しようとするが、ペースを自分のほうに引き込むことができない。
終盤は宮崎も前に出て手数を増やしたが、田口はフットワークもうまく使って宮崎の反撃を許さなかった。最終回は互いに力を振り絞って打ち合い、終了のゴングを聞いた。
「宮崎選手は最後までパンチが生きていた。全ラウンド集中した戦った。これからも強い選手と戦って勝っていきたい」とリング上で話した田口は25勝11KO2敗1分。日本、東洋太平洋タイトルを東京で獲得した実績を持つ宮崎だったが、世界タイトル奪取はならず。戦績は24勝15KO2敗3分。
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