井上拓真がダウン挽回 “世界前哨戦”に判定勝ち
2016年9月4日 18時56分
2016年9月4日 16時46分
WBC世界S・バンタム級1位レイ・バルガス(メキシコ=写真)が3日(日本時間4日)メキシコシティ郊外アティサパン・デ・サラゴサに登場。元WBA世界S・フライ級王者アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)に5回KO勝ち。WBCインターナショナル王座を守るとともに今月16日大阪で行われる王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)vs長谷川穂積(真正)の勝者との対戦をアピールした。
試合は予想どおりバルガスの独壇場。身長、リーチで勝るバルガスは2回、連打で倒すと右でダウンを追加。4回にもムニョスは右で横倒しになり、青息吐息。メキシカンの猛攻に耐えるムニョスだが5回、腹を打たれてピンチに陥り、右ストレートで4度目のダウン。レフェリーはノーカウントでストップした。KOタイムは2分22秒。
戦績を28勝22KO無敗と伸ばしたバルガス(25)は「クアティート(ルイスのニックネーム)とハポネス(長谷川)の勝者を私は待っている」と日本の試合が待ち遠しい様子。どちらが勝つにせよ、手ごわい相手になりそうだ。一方セコンドに元王者ロセンド・アルバレス(ニカラグア)が就いたムニョス(37)だが、衰えは隠せなかった。38勝30KO7敗。
セミではオマール・ナルバエス(アルゼンチン)に2度挑戦し、いずれも惜敗したフェリペ・オルクタ(メキシコ=WBC・S・フライ級15位)がジャデル・カルドサ(ニカラグア)を圧倒。4回1分57秒TKO勝ちを飾った。
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