April
25
Thursday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

19°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 東日本決勝Fe級、ホープ木村vs公務員ボクサー新座

東日本決勝Fe級、ホープ木村vs公務員ボクサー新座

2016年10月28日 17時57分

 11月13日に行われる東日本新人王フェザー級決勝は、5勝3KO無敗のホープ、20歳の木村吉光(白井・具志堅S)と、埼玉県新座市役所職員という異色の肩書きを持つ、35歳の新座宏(フラッシュ赤羽)という組み合わせ。対照的なバッググラウンドを持つ両者が拳を交える。

11月13日に雌雄を決する木村(左)と新座

 新座(4勝2KO1敗)は芝浦工業大学大学院に在学中の2005年にプロデビュー。民間会社に就職が決まりわずか1戦でプロボクサーを断念した。その後、新座市役所に転職。もう一度ボクシングをしたという思いから、リングネームを本名の渡辺から新座に変更して昨年7月に10年ぶりに復活。今年の新人王戦にエントリーし、東日本の決勝戦までコマを進めた。

 公務員は副業が禁止されていることから、市長の特別な許可をもらい、ファイトマネーは必要経費を差し引いて市の寄付をしている新座。現在は市民安全課に勤務して防災を担当しているが、ボクシングの守りは「けっこうパンチをもらう」と言うから万全ではなさそう。それでもトランクスに新座市役所という文字と、新座市のゆるキャラ「ゾウキリン」を縫い付け、市のアピールには余念がない。35歳の公務員ボクサーは「最初からいけるところまでガンガンいきます」と真っ向勝負を宣言した。

 一方の木村は香川県の尽誠学園高を卒業して上京し、具志堅用高会長のもとで昨年プロデビューをはたした。8月に20歳になったばかりで、ここまでの戦績は5勝3KO無敗。勢いのある好戦的なボクサーで、キャリアは浅いものの専門家筋の評価も上々のホープである。

 同門にはOPBFフライ級王者の世界ランカー、10戦オールKO勝ちの比嘉大吾がおり、「大吾くんはライバル。早く追い付いて追い抜きたい」と切磋琢磨する日々。目標を世界チャンピオンとはっきり公言する20歳は「印象に残る試合をしてMVPを獲りたい」と快勝を誓った。

Related article
関連記事