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佐野の再起戦、大前と負傷ドロー

2013年7月7日 17時38分

 4月にスーパールーキー井上尚弥(大橋)に10回TKO負けした日本L・フライ級5位の佐野友樹(松田)が7日、愛知県刈谷市産業振興センターあいおいホールで再起。同10位の大前貴史(中日)との中部ランカー対決に臨み、偶然のバッティングにより2回55秒負傷引き分けに終わった。

 
佐野友樹

両者は2011年4月に対戦し、当時日本2位の佐野が、ノーランカーの大前から2回に右ショートでダウンを奪って判定勝ちを収めている。しかしその後の大前は、現世界ランカーの角谷淳志(金沢)からダウンを奪って引き分けるなど成長し、日本ランキング入りも果たした。短い試合間隔で再起戦に臨む佐野にとってはなかなかの強敵が相手となった。

 初回中盤、大前が左フックを引っかけ、佐野がバランスを崩すと大前は早くもギアを上げる。波乱も予感させるスタートだったが、2回開始早々、偶然のバッティングで佐野が唇を深くカット。出血が止まらないくなり、試合終了が宣せられた。ベテラン佐野の追い上げも楽しみだっただけに、非常に残念な結末となった。

◇フェザー級8回戦
高山慎司(松田)[4回2分44秒KO]吉村拓記(ハラダ)
 日本7位の高山は4回、右クロス、右アッパーを中心とした連打で吉村をロープに詰めると、最後は右アッパーでダウンを奪い、そのままテンカウントが数えられた。吉村は昨年7月の林翔太(畑中)、11月の大橋弘政(HEIWA)に続き、中部のリングで3連続KO負け。

◇51.5㎏契約8回戦
清水裕司(松田)[3-0(80-73×2、80-72)]金城吉廣(正拳)

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