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ネリが返り討ちに自信「山中はプレッシャーに弱い」

2018年2月22日 16時31分

 WBC世界バンタム級チャンピオンのルイス・ネリ(メキシコ)が22日、都内の帝拳ジムで公開練習を行った。3月1日、両国国技館で前王者の山中慎介(帝拳)と再戦するネリはどこまでも自信満々だった。

胸には新たにタトゥーを入れて気合いのネリ

 昨年8月の試合でV12王者の山中をタオル投入による4回TKOで下したネリは、手にしたファイトマネーで高級車シボレーと2階建ての自宅を購入。チャンピオンとして名誉とお金を手にし、さらに12月には愛娘アリソンサマラちゃんが誕生した。

 23才にして人生の絶頂期を迎えているチャンピオンは「これ(ベルト)は娘のものだから、持って帰らなくちゃいけないんだ」と第一子誕生でモチベーションは上がりっぱなし。試合に関しても余裕を感じさせる発言が続いた。

ネリは5発、6発と連打を繰り出してミット打ち

「山中の弱点は?」と問われると「いくつかあるが、たとえばプレッシャーに弱いところ。私がプレッシャーをかけたとき、彼は何をしていいか分からないようだった」とコメント。山中の左については「左は強いので警戒しなくてはならない。(前回の試合で)右はそれほど強くなかった」と率直に語った。

 1時間半ほどの練習では、相変わらず回転の速い連打をミットに打ち込み、左アッパーをダブルで打つコンビネーションなども披露した。カメラマンに向かって再三ポーズをとり、サービス精神が旺盛なところも余裕の表れか。ウエートはリミットまであと4キロだそうだが、上半身裸になって練習するなど、減量も苦しくなさそうだ。

50人を超える報道陣が公開練習に詰め掛けた

 山中を返り討ちにした暁には「クアドラスや井上、テテとの対戦も考えている」と将来の希望も明かしたネリ。今のところ山中に負けるという不安は微塵も感じさせなかった。

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