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アントニオ・デマルコ引退表明、元WBCライト級王者

2015年6月24日 11時17分

デマルコ引退(ボクシングニュース)
デマルコ
 今週日曜日21日(日本時間22日)ラスベガスでランセス・バルテレミー(キューバ)にダウンを喫し0-3判定負けした元WBC世界ライト級王者アントニオ・デマルコ(メキシコ)が23日、自身のツイッターとWBCのウェブサイトで現役引退を発表した。

「もうこれ以上、私を応援してくれたファンと家族にエクスキューズすることはできない。私はとても失望している。私のサイクルが終焉に近づいたと自認している。キャリアをサポートしてくれたすべての人々に感謝したい」と声明を発信。体力の限界が引退の理由のようだ。

 デマルコ(29)は86年1月7日メキシコ・ロスモチス出身。その後ティファナに移住し04年6月、18歳でプロデビュー。キャリア当初はホームレス生活も経験するなど苦渋を味わったが、サウスポーのボクサーパンチャーとして台頭。出世試合はキッド・ダイヤモンド(キルギスタン)、ホセ・アルファロ(ニカラグア=WBCライト級暫定王座獲得)をストップしたファイト。エドウィン・バレロ(ベネズエラ)との団体内統一戦でTKO負け。バレロの生涯最後の相手となった。その後11年10月、ホルヘ・リナレス(帝拳)とバレロの後継王者を争い11回TKO勝ち。V2戦でジョン・モリナ(米)を初回44秒TKOで撃退。ライト級の世界戦最短KO記録となった。

 3度目の防衛戦でエイドリアン・ブローナー(米)に屈し無冠に。3連勝後、クラスをS・ライト級に上げ、昨年11月WBA王者ジェシー・バルガス(米)に挑戦したが、判定負けだった。

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