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元王者ペリコ・フェルナンデスが死去

2016年11月12日 18時53分

  WBCは11日、スペインの元WBC世界J・ウェルター(S・ライト級)王者ペリコ(本名ペドロ)フェルナンデスが死去したと発表した。享年64。死因は健康を害したためと報じられるが、ここ数年、生活苦から精神病に侵され、居住するサラゴサ市で生活保護を受けていた。

晩年は恵まれなかったフェルナンデス氏

 サラゴサ出身のフェルナンデス氏は1974年9月、ローマでライオン古山(笹崎)と空位のWBC王座を争い15回判定勝ちで世界王座獲得。1度防衛後、翌年7月、バンコクでセンサク・ムアンスリン(タイ)に5回KO負けで無冠になった。この試合でセンサクはプロ3戦目で世界王座奪取の記録をつくった。その後欧州王者に就くなどしたが、センサクとの再戦に敗れ世界タイトルとは無縁だった。87年8月までリングに上がり、82勝47KO28敗15分の戦績を残した。

 5人の女性とそれぞれ子供をもうけるなど“マッチョ”ぶりを発揮したが、5年前に最後の妻と別れた後は車上生活を送るなど、住むところもままならないほど困窮。生活保護を受ける時は「単独で暮らすのは無理」といわれるほど落ちぶれていた。

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