細川貴之が王座陥落、大石豊がOPBF・SW級新王者に
2016年11月23日 18時54分
2016年11月23日 18時52分
OPBFミドル級タイトルマッチが23日、大阪市の住吉スポーツセンターで行われ、1位挑戦者の太尊康輝(六島)が王者ドゥワイト・リッチー(豪)に12回3-0判定勝ち。タイトル奪取に成功した。
7月に西田光(川崎新田)を翻ろうしたリッチーに対し、10度の白星がすべてKOの強打者太尊は慎重に試合を進めた。非力なフットワーカーのリッチーを深追いせず、一定の距離を保ちつつプレス。ロープを背にした王者が跳びかかってくるところに左のカウンタ ーを狙った。
これが奏功し試合のペースを握った太尊は8回には再び左ショートを決めてダウンをゲット。その後も単調な試合展開ながら、リッチーに主導権を渡さなかった。12回はリッチーに右を叩きこまれてピンチもあったが最後は打ち返して試合終了のゴング。116-111が2者に115-112のスコアで太尊が勝ち名乗りを受けた。
「勝ちに徹しましたけど『俺が勝つ』とだけ考えて12ラウンド戦いました。最後はボディーも頭も効いていたけどハートで戦いました。何よりこのベルトが自分の腕の中に来たのがうれしい」と喜びを爆発させた勝者は11勝10KO2敗2分。初防衛に失敗したリッチーは14勝1KO1敗4NC。
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