ヘイvsベリュー舌戦展開、3.4ロンドンで激突
2016年11月28日 15時03分
2016年11月28日 14時57分
日本時間27日ラスベガスで、無敗のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)を7回終了TKOで下し、WBO世界S・フェザー級王座の初防衛に成功したワシル・ロマチェンコ(ウクライナ=写真)。そのスキルを存分に発揮して無敗の元WBO世界フェザー級“スーパー”王者に圧勝したとあって株は大いに上がった。ロマチェンコの2017年について、海外メディアの報道をまとめると──。
マネジャーのエジス・クリマス氏は「アラムから来年は少なくとも3試合、もしかすると4試合と言われている。リングに戻るのは3月か4月だろう」とプロモーターのボブ・アラム氏からの情報を紹介。ロマチェンコ本人は試合後「バルガスとやりたい」とWBC世界同級王者フランシスコ・バルガス(メキシコ)との統一戦を希望した。
アラム氏は、ゴールデンボーイプロモーションがバルガスをロマチェンコに差し出す可能性は低いとの見通しを示した上で、別のプランを進めていると明かした。 ひとつはロマチェンコがプロ2戦目で敗れている元WBO世界フェザー級王者オルランド・サリド(メキシコ)との再戦。既にサリド陣営に話は持ちかけているとのことだ。さらに同氏は、クラスを上げてWBO世界ライト級王者テリー・フラナガン(英)との一戦も画策。こちらも先方に打診しているという。
この2つをクリアした上で、来年の終盤に世界6階級制覇王者で現在はWBO世界ウェルター級王座を保持するマニー・パッキャオ(フィリピン)に挑む─というのがアラム氏の描くストーリー。パッキャオとは階級差があるが、138ポンド付近(S・ライト級の2ポンド・アンダー)であれば両者ともに大丈夫だという。
ウォータース撃破後のロマチェンコは「私のゴールはパウンド・フォー・パウンドのナンバーワンになることだ」と力強く宣言。アラム氏の思い描くプラン通りにことが進めば、ウクライナ人は夢の実現に大きく近づく。2017年のロマチェンコに注目だ。
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