2016年12月11日日曜日

ボクシング・ルネサンス、岡山がメキシコ初勝利

  第12回ボクシング、ルネサンスが現地時間9日、メキシコシティの日墨会館大広間で開かれ、アマ3試合、プロ6試合が行われた。恒例となった「日墨対決」は2試合。メキシコで2試合連続KO負けの岡山リョウが、ミドル級6回戦に出場。プエブラ出身の21歳、カルロス・メンドーサと対戦した。

 興国高校・近畿大学で50戦近いアマ経験があるサウスポー岡山は、右ジャブが少なく、サイドに動けないので相手の正面に立ってしまい、初回からメキシカンの大きなパンチを被弾する不安定な立ち上がり、しかし、この日の岡山は怯むことなく左ストレートを連射し、試合は一進一退のまま判定に持ち込まれ、僅差の3-0の判定勝ちで岡山の手が上がった。

 もう1試合は日系3世のヨキオ加藤が、L・フライ級8回戦で、テクニシャンのエフレン・バウチスタと対戦。ヨキオは自慢のスピードと技術で、チャップリン(バッタ)の異名を持つバウチスタを初回から攻めるが、バウチスタは、目まぐるしいフットワークとカウンターで応戦し、ヨキオに的を絞らせない。前に出てアグレシブに攻めたヨキオが、やや有利に思われたが、2-1の僅差でバウチスタの手が上がった。

 アマの試合に大阪出身の遠藤健太がL・ウェルター級に登場。サウスポースタイルから繰り出すスピードと強打でメキシカンのフアン・デナードを初回から圧倒して2回KO勝ち。派手なアマデビューを飾った。

 メインイベントは、メキシコの2013年の新人王のロドリゴ・エルナンデスと14年の新人王ダニエル・コルーラが8回戦で激突するメキシコシティ注目の好カード。 ともに24歳の新鋭が初回から激しいパンチの応酬を繰り広げ、会場のボルテージは最高潮に達した。強打を振るって常に前進するロドリゴに対し、ダニエルは左右にフットワークを使いながらスピードと技術で対抗、主審の国際レフェリー、グアダルペ・ガルシアも汗だくになって俊英たちの試合を裁く。7回に、偶然のバッティングで切ったダニエルの左目尻の傷が悪化し、ドクターがストップ、負傷判定の結果、3-0でダニエルの手が上がった。

 次回のボクシング・ルネサンスは来年の3月10日を予定。プロモーターは日本人選手の出場を望んでいる。