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チャベスJr勝利「カネロ、ゴロフキンとやりたい」

2016年12月11日 17時27分

 10日(日本時間11日)メキシコ・モンテレーで行われたS・ミドル級10回戦は、1年5ヵ月ぶりの登場となったフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)がWBO同級11位ドミニク・ブリッチ(ドイツ)に3ジャッジ一致の99-91の判定勝ち。50勝目を飾り、ひとまず上位戦線にとどまった。

「負けたら引退」と背水の陣で臨んだチャベスが定番のレバー打ちを交えてプレスをかけて進行。前半ブリッチもパンチをリターンしたが徐々にガードを強いられるケースが多くなる。顔が紅潮したブリッチは6回、チャベスの右を食らいサイドへエスケープ。メキシカンのストップ勝ちは時間の問題かに思えた。しかしブリッチは7、8ラウンドと集中打を浴びながらもタフネスで対抗。最後までダウンを拒否して終了ゴングを聞いた。

 チャべス(50勝32KO2敗1分)は「自分の試合ができた。KOしたかったけど、相手がいいコンディションでガードが固かった」と振り返った。また「誰と対戦したいか?」の問いに「カネロ、ゴロフキン。私の体重でやってくれるだろう。ベルトラン(プロモーター)に努力してもらう」とまだまだ主役であることをアピールした。ブリッチは32勝11KO3敗1分。

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