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あす女子ダブル世界タイトル戦、ともに日本人対決

2016年12月12日 16時31分

 あす13日、後楽園ホールで開催される「DANGAN-LADIES vol.3」の記者会見と計量が12日、日本ボクシングコミッションで行われた。WBA女子世界L・ミニマム級戦は、王者の古川夢乃歌(ワタナベ)が45.9キロ、挑戦者2位の岩川美花(高砂)が46.0キロ。WBO女子世界アトム級戦は、王者の池山直(フュチュール)が45.7キロ、挑戦者で前WBA同級王者の宮尾綾香(ワタナベ)が45.9キロでそれぞれ合格した。

KO宣言した王者古川(左)と挑戦者の岩川

 8月に西村聡美(折尾)との王座決定戦を制して王者となった日体大4年生の古川(8勝6KO1敗2分)は今回が初防衛戦。水泳のリレー選手としてインターハイに出場した経験を持つ王者は、岩川のパンチ力を警戒しつつも「持っているものは自分のほうが上だと思う」と実力をアピール。どんどん距離を詰めて手数を出す持ち前のスタイルを発揮し「KOで勝つ」と宣言した。

 岩川(6勝2KO4敗1分)は8月にOPBF・L・フライ級王座をTKO勝ちで獲得し、その勢いで初の世界挑戦に臨む。会見では「初めての世界戦で緊張していますが、この舞台を楽しみたいと思う。せっかくもらったチャンスなので、自分のボクシングを貫きたい」と語り、必勝を誓った。

チャンピオン池山(右)に元世界王者の宮尾が挑戦

 47歳の池山はこれが5度目の防衛戦。宮尾とは女子がJBC未公認時代に対戦して勝利しているが、それは10年も前の話だ。池山は「自分が追いかけて、宮尾選手が足を使う展開になると思う。たとえ逃げられても距離をつぶしていきたい」と試合をシミュレートした。

 かつてWBA女子世界L・ミニマム級王座を5度防衛した宮尾は、WBC王者の小関桃との統一戦に敗れて以来、1年2ヵ月ぶりの世界タイトルマッチ。10年前の借りを返すべく、これまでは「倍返し」と口にしていた宮尾は「リベンジばかりにとらわれず、目の前の相手を倒すことに集中したい」と抱負を述べた。

箕輪(左)はトレードマークの餃子を手に計量

 アンダーカードには、アマで全日本女子選手権7連覇を達成したチャオズ箕輪(ワタナベ)が登場。9月にプロデビューし、今回が3戦目のホープがカレアン・リバス(フィリピン)とOPBF女子フライ級王座決定戦を行う。

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