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日本王座V4戦の尾川堅一「序盤から倒しにいく」

2017年1月23日 16時15分

 日本S・フェザー級チャンピオンの尾川堅一(帝拳)が3月2日、両国国技館で同級1位の杉田聖(奈良)と4度目の防衛戦を行う。尾川は23日、メインでV12戦を行うWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)とともに記者会見に出席した。

3.2両国に出場の尾川(左)、山中のセミを務める

 IBF4位など世界3団体でランク入りし、今年を「勝負の年」と位置付ける尾川がまずは日本タイトルの防衛戦で2017年のスタートを切る。「また同じ相手か、という気持ちもあったけど、慎介さんもそうだったように、一歩一歩少しずつ上がっていかないといけない。倒しきることを前提に試合に臨みたい」と抱負を語った。

 杉田とは昨年4月の初防衛戦で拳を交えて9回TKO勝ち。しかし、苦戦とは言えないまでも満足のいく内容とは言えず「前回はジャブをもらって顔を腫らしたのが反省点。そこを外していかに打つか」と反省も忘れていない。12月には前王者の内藤律樹(E&Jカシアス)との再戦に勝利したものの「勝つことがすべてでつまらない試合をしてしまった」という思いもあり「今回は序盤で倒すのが目標」と意欲十分だ。

 今月は山中とこちらも世界王者ホルヘ・リナレスと沖縄キャンプをともにし、世界チャンピオンの練習姿勢を肌で感じて意識も変わった。「去年まではレベルアップしたいという思いが強かったけど、今年は上にいきたい。スタートラインには立てていると思う」と尾川。まずはしっかり日本王座を防衛し、次のステップに進む決意だ。

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