WBO7位の岡田博喜3.4登場、井上浩はランカー対決
2017年1月26日 18時06分
2017年1月26日 17時35分
12月30日にそろって防衛を成功させた大橋ジムの世界チャンピオン、WBO世界S・フライ級の井上尚弥とIBF世界L・フライ級の八重樫東が26日、横浜市内のジムで本格的に練習を再開。報道陣のインタビューに応じた。
大橋秀行会長によると、八重樫のV3戦の相手は暫定王者ミラン・メリンド(フィリピン)で決定。井上の相手については「WBOの指示を待ちつつ、ローマン・ゴンサレスとカルロス・クアドラスにも交渉のオファーを出している」と説明したが、既に断られた選手もいて、これまでと同じように挑戦者選びには苦労しそうなムードだ。いずれにしても5月に両選手によるダブル世界タイトルマッチを予定しているという。
年末の元WBAチャンピオン河野公平(ワタナベ)戦を含めて2016年に3試合した井上は「今年はコンディションを作ることと、試合全体を通してのバランス、足腰の強さをもう少し強化していきたい」と昨年の反省を踏まえた上でさらなるレベルアップを強調した。
大橋会長の口からクアドラスの名前が出たことについて「頭を使うアウトボクサーで自分とはかみ合うと思う。(もし試合をすれば)テクニック勝負になると思う」と対戦をイメージしてみせた。
暮れにサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)を12回TKOで下した八重樫は「次が決まっているのはすごくありがたい。早い段階から対策ができる。(前回の試合で)ダメージがなかったのも大きい」と早くもメリンド対策に着手するつもりだ。
2017年の目標を問われた2王者は「パーフェクトにいきたい。S・フライ級のトップ選手とバンバンやりたい」(井上)、「今年も昨年同様に背水の陣で、一試合一試合、全身全霊でやっていきたい」(八重樫)。今年も大橋ジムの2枚看板が世界戦のリングを沸かせる。
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