フライ級のWBO&WBA統一チャンピオンから王座を返上。S･フライ級に進出したフアン・フランシスコ“ガジョ”エストラーダ（メキシコ）が3月11日、メキシコシティでリングに上がる。会場はアレナ・シウダー・メヒコ。相手は当初の元L･フライ級王者エドガル・ソーサ（メキシコ）からアヌアル・サラス（コロンビア）にスイッチされた。主催のサンフェル・プロモーションが発表した。

　エストラーダ（34勝24KO2敗）は昨年10月、13ヵ月ぶりに復帰し、ライムンド・タブゴン（フィリピン）に10ラウンド判定勝ちを収めた。復帰2戦目の相手はソーサが予定されたが、ソーサがエストラーダの標的ローマン・ゴンサレスに挑戦して惨敗。またフライ級に上がった2階級制覇王者ドニー・ニエテス（フィリピン）に完敗したことで周囲から「勝ってもイメージダウンになる」という意見が噴出。サンフェル・プロが別の対戦者を探していた。

　選ばれたサラスはこれまで20勝12KO3敗。ベテランのソーサに比べれば活きがよさそうだが、これまで前WBA･S･フライ級王者ルイス・コンセプシオン（パナマ）に6回TKO負け、元同級暫定王者ダビ・サンチェス（メキシコ）にも5回TKO負けしている。

　試合に向けてエストラーダはメキシコシティ郊外の高地でキャンプ中。同日のセミ格でWBCバンタム級3位ルイス・ネリー（メキシコ）がヘスス・マルティネス（コロンビア）と対戦する。