クアドラス再起戦判定勝ち、カルモナ奮闘及ばず
2017年3月19日 11時41分
2017年3月18日 22時05分
第13回ボクシング・ルネサンスが現地時間17日、メキシコシティの日墨会館で開催され、満員の観衆500人の前でアマ3試合、プロ5試合が行われた。
メインイベントは、マリオ・アンドラーデ(WBCフライ級22位)が若手ホープのメモ・フローレスとフライ級8回戦。身長170センチと長身のフローレスが、体格と若さで初回からエンジン全開、得意の左フック、右のボラードでアンドラーデに迫った。
しかし、ラウンドが進むにつれてアンドラーデのスピードと技術が勝り、次第にフローレスの顔が腫れ、左目尻をカット。それでもフローレスが左右のボディ打ちで食い下がり、アンドラーデの動きを止めるシーンもあったが、8ラウンドを通してアンドラーデの優位は動かず、3-0判定でベテランの手が上がった。
恒例の日墨対決は、アマチュアのウェルター級戦。メキシコでアマデビューした大阪出身の遠藤健太(4勝4KO)と、8勝(4KO)4敗のセルヒオ・ゴディーネスが対戦した。
サウスポーの遠藤は右のジャブを有効に使って距離を計り、左のカウンターを決め、これでぐらついた相手をロープに追って右フック一閃、ゴディーネスがもんどりうって腰から崩れ落ち、テンカウントが数えられた。KOタイムは1階1分55秒。メヒコ・コールで湧く会場が静まり返るほどの衝撃KOだった。持ち前のバランスの良さとスピードに加え、敵地で戦える強いハートも備えている遠藤の今後が期待される。
ボクシング・ルネサンスはメキシコでトレーナー兼プロモーターとして活躍する古川久俊氏が主催しているイベント。第14回興行は6月9日を予定している。
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