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井上尚弥が比人パートナー“第1陣”とスパー開始

2017年4月11日 22時44分

 WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が11日、招へいしたフィリピン人パートナーとスパーリングを開始した。井上は5月21日、有明コロシアムで同級2位リカルド・ロドリゲス(メキシコ)と5度目の防衛戦を行う。

スイッチして強烈な左ストレートを打ち込む井上(右)

 今回来日したのはキャリアのあるマルコ・デメシーリョ(20勝16KO7敗)とアマチュア時代に世界ユース選手権で銅メダルを獲得した経験を持つ21歳、ジェイド・ボーニー(7勝4KO無敗)の2人。

 この日は20勝16KO7敗のデメシーリョと4ラウンドのスパーリング。早くも「このパートナーが持つだろうか」と心配になるほどパンチを打ち込み、相変わらずの強さを見せた。デメシーリョもタフなところを見せ、最後まで気持ちで手を出した。

 抜群の実力を持つ井上は、呼び寄せたパートナーが最後まで持たないケースも多い。陣営では17日から4日間のミニキャンプのあとに、第2陣のフィリピン人パートナー2人をすでに手配。万全の体制を整えている。

 スパーを終えた井上は「自分でいかに課題を持ってスパーをするか。集中してパンチをもらわず、どんな体勢からも強いパンチを打てるよう心掛けている」と、パートナーの力量は気にせず、レベルアップを図る構えだ。

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