April
23
Tuesday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

17°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 井岡一翔はWBAフライ級V5、世界戦14勝目マーク

井岡一翔はWBAフライ級V5、世界戦14勝目マーク

2017年4月23日 21時23分

 WBA世界フライ級王者の井岡一翔(井岡)が23日、ダブル世界タイトルマッチのメインイベントで、同級2位ノクノイ・シットプラサート(タイ)に3-0判定勝ち。5度目の防衛に成功した。これで井岡は世界戦14勝目。国内では具志堅用高の記録と並んだ。スコアは117-110×2、116-111。

後半はバシバシと右を決めた井岡(右)

 井岡はいつも通り、ジャブを差しながら相手の出方をうかがう立ち上がり。12年間無敗、61連勝という触れ込みのノクノイはワンツーを打ち込むが、井岡はこれをバックステップで軽くかわした。

 井岡は3回、距離を詰めてコンビネーションを出し始める。井岡のボディ攻撃に一日の長があるが、ノクノイは相打ち覚悟で、井岡に強打を打ち込み、手数では負けていない。ラウンド終了間際、井岡がローブローで減点1を科せられた。

 井岡は中盤、攻勢を強めていった。ジャブ、ボディ攻撃で徐々にノクノイを削っていくボクシングだ。6回あたりからノクノイのペースが落ち始め、井岡は左のダブル、右ストレートでノクノイを追い込んでいく。8回には右ストレートをきれいに打ち込んだ。

 抵抗を続けるノクノイだが、王者のパンチを顔面に、ボディに浴びて、かなり苦しい状況。フィニッシュを狙う井岡は10回に挑戦者に多くのパンチを浴びせて追い込むが、ノクノイも何とかパンチを返して踏みとどまる。

 井岡は11回にストップ勝ち寸前まで迫ったものの、あともうひと押しが出ない。ノクノイがガッツを見せて、フィニッシュシーンは最後まで訪れなかった。

 井岡はリング上で「倒しきって4連続KO防衛したかったけど、そこは少し悔しい。これからも勝ち進みたい」と話した。戦績は22勝13KO1敗。世界初挑戦失敗のノクノイは62勝38KO5敗。

Related article
関連記事