世界王者5人輩出、名門ヨネクラジムが8月で閉鎖
2017年4月27日 18時50分
2017年4月27日 12時10分
30日(現地時間29日)にロンドンで行われるアンソニー・ジョシュア(27=英 18戦全KO勝ち)vsウラジミール・クリチコ(41=ウクライナ 68戦64勝53KO4敗)のWBA、IBF世界ヘビー級タイトルマッチは年齢差14の新旧王者対決。この世界が注目するビッグマッチを芸能界きってのボクシングファン、上田晋也(くりぃむしちゅー=写真)さんが占った! =WOWOWが独占インタビュー=
■ヘビー級新旧王者対決 両者の右ストレートに注目
――ジョシュア対クリチコは典型的な新旧対決ですね。
一昨年、タイソン・フューリー(英)がクリチコに勝ったけれど、僕のなかではたまたまという感が強く、時代が変わった、あるいは世代交代という印象がないんです。でも今回、ジョシュアが勝つと「ヘビー級新時代」を確固たるものにできると思うし、本当の世代交代になるんじゃないですかね。
その先、WBCチャンピオンのデオンテイ・ワイルダー(アメリカ=38戦全勝37KO)との対戦も考えられるわけで、そうなるとマイク・タイソン、イベンダー・ホリフィールド、リディック・ボウ(いずれも米)、レノックス・ルイス(英)、ドノバン・ラドック(カナダ)らがいた80年代後半から90年代のような群雄割拠の時代に入るような気がします。そう予言したいんですが、ただ、僕の予想は商店街の福引よりも当たらないんですよ(笑)。
――当日、ウェンブリー・スタジアムは9万人の大観衆で埋まりそうです。
僕はロンドン・オリンピックのときにサッカーの取材でウェンブリー・スタジアムに行ったのですが、あそこで2人が対決するのかと思うと興奮しますね。 以前、マニー・パッキャオ(フィリピン)vsアントニオ・マルガリート(メキシコ)の試合をダラスのカウボーイズ・スタジアム(現AT&Tスタジアム)で見たことがありますが、みんなの視線がリングに集まるわけで、「いま、世界の中心はここなんだな」と思ったものです。テレビで見ても歴史の証人になるので、朝6時からの放送で少し早いけれど、これはぜひ見てほしいですね。
■ジョシュアは1ラウンドからいく!
――どんな試合を期待しますか。
ジョシュアは1ラウンドから行くと思います。クリチコは様子を見るかな? できればジョシュアにはクリチコがクリンチできないくらいの距離で積極的にワンツーを打っていってほしい。ジョシュアの右ストレートが時代を手繰り寄せるか、それともクリチコの右ストレートが時代を手放さないか、そんな戦いですね。
――予想は?
タイソンがジェームス・ダグラス(米)に倒されて、それをヒントにして他のチャレンジャーたちが続いたように、(無敵の選手が)一度攻略されると相手が自信を持ちますからね。モノマネもそうじゃないですか。それまで誰もやらなかったビートたけしさんのモノマネを松村邦洋さんが「バカヤロー、ダンカン」ってやったらみんながやるようになった。
たとえが全然違うけれど、ジョシュアは自信を持ってクリチコに対峙できるんじゃないかな。だから、ジョシュアの後半KO勝ちと予想します。これまでクリチコは長いこと頑張ってくれたけれど、ここは時代を手繰り寄せるためにもジョシュアにセンセーショナルなKOで勝ってほしいですね。
――ワイルダーが観戦するらしいですね。 そうですか。ジョシュアvsワイルダーはどんなことしてでも見に行きたいカードですね。
アンソニー・ジョシュアvsウラジミール・クリチコは4月30日(日)午前6時から、上田さんがスペシャルゲストとして出演するサウル“カネロ”アルバレスvsフリオ・セサール・チャベスJrは5月7日(日)午前11時から、いずれもWOWOWライブにて2週連続生中継!
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