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長嶺克則が6回TKO勝ち、日本王座挑戦に前進

2017年5月15日 20時58分

「DANGAN181」が15日、後楽園ホールで行われ、メインのフライ級8回戦は、日本同級1位の長嶺克則(マナベ)が新鋭の富岡哲也(REBOOT)に6回1分3秒TKO勝ち。日本タイトル挑戦に近づいた。

長嶺(左)はジャブを有効に使って試合を支配した

 スタートの長峰は富岡の出方をうかがっていたが、初回終了間際に強烈な左フックをヒット。タイミングと間合いをつかむと2回は、ジャブ、右ストレート、左フックを正確に当て、ラウンド終了間際に右フックでダウンを奪った。

 3回、富岡は打撃戦に活路を見出したが、長嶺の左フックがヒットして、富岡はダウン寸前のピンチ。ここをクリンチで逃れると、長嶺の追撃を浴びてふらつきながら、強気なところを見せてパンチを返した。優勢の長嶺は4回に右を叩きつけて富岡をキャンバスへ。続く場面でフィニッシュを狙ったが、富岡の反撃で今度は長嶺がダウン。逆転勝利を狙う富岡がここから攻めたが、長嶺にダメージはなく右で今度は富岡がキャンバスに転がった。

 富岡は6回に右目上部が大きく腫れ、7回に長嶺が左フックを決めたところでストップ。長嶺は14勝10KO1敗。21歳の富岡は被弾が多く、ランカー初挑戦に敗退した。5勝5KO2敗。

田之岡(左)と長井はなかなかかみ合わなかった

◇S・フライ級8回戦
田之岡条(小熊)[負傷判定6回2分32秒3-0(58-57×2、58-56)]長井一(ワタナベ)
 日本S・フライ級5位のサウスポー田之岡と日本同級7位の長井の一戦は、長井が距離を詰めようと前に出て、田之岡が迎え撃つ構図だが、クリンチとホールドが連発。6回に偶然のバッティングで長井が鼻りょうをカットして終了。単発ながら有効打で上回った田之岡に軍配が上がった。14勝1KO3敗4分。前に出ながら有効な攻撃に結び付けられなかった長井は14勝4KO9敗2分。

◇51.5キロ8回戦
藤北誠也(三迫)[TKO3回1分16秒]ミンクワン・アールアールナコンパトム(タイ)
 日本フライ級2位の藤北は2回に右でダウンを奪うと、その後2つのダウンを追加。3回に再び右を叩き込んでミンクワンをキャンバスに突き落とし、試合を終わらせた。藤北は11勝4KO3敗。ミンクワンは12勝3KO11敗2分。

小野(左)はTKOで再起戦に勝利

小野心は世界戦敗退から再起

 6回戦3試合も行われ、日本ミニマム級1位の小野心(ワタナベ)が昨年12月、タイでWBA世界同級王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)に敗れて以来の再起戦に勝利。日本同級8位の小浦翼(E&Jカシアス)も快勝でデビューからの連勝記録を10(7KO)に伸ばした。

◇48.0キロ6回戦
小野心(ワタナベ)[TKO4回2分13秒]ヤイ・プーケットトップチーム(タイ)

◇ミニマム級6回戦
小浦翼(E&Jカシアス)[TKO2回25秒]トンチャイレック・チャイヨンジム(タイ)

◇S・フェザー級6回戦
粟田祐之(KG大和)[2-0(59-56、58-57、57-57)]鈴木貴彦(横浜光)

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