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亀田和毅がモラレス弟と対戦、7.10「A-sign.Bee5」

2017年5月23日 14時33分

 協栄ジムは23日、都内のジムで記者会見を開き、元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅が7月10日、後楽園ホール「A-sign.Bee5」でメキシコのモラレス兄弟の三男、イバン・モラレスと対戦すると発表した。会見に同席したOPBF女子L・フライ級1位の矢吹純も同興行に出場する。

左から亀田興トレーナー、矢吹、和毅、金平会長

 長らく日本で試合をしていなかった和毅(33勝20KO2敗)は、今年に入ってJBCのライセンス交付を受け、3月に3年3か月ぶりに日本のリングに立ち、世界ランカーのマイク・タワッチャイ(タイ)に圧勝。現在はS・バンタム級でWBA3位を筆頭に4団体で世界ランク入りしている。

5、6年ぶりにサウスポーと対戦

 記者会見で和毅は「前回試合をして次は世界戦のつもりだったけど、5、6年サウスポーとやっていないので、ここらでサウスポーとやってもいいかなと思った。きっちり倒してみんなが(世界挑戦していいと)納得する試合をしたい」と決意を語った。

 モラレスは4階級制覇のスーパースター、長兄エリク、元世界王者の次兄ディエゴを兄に持つ三男坊で和毅と同じ25歳。亀田も言わずと知れたボクシング3兄弟で、日本とメキシコのボクシング兄弟“三男坊”対決となる。

 モラレスの戦績は31勝19KO2敗。長身のサウスポーで、昨年4月に英国でIBF世界バンタム級王者リー・ハスキンスに世界発挑戦して判定負けした。13年にWBCインターナショナルS・フライ級王座を獲得した経験を持つ。試合当日は、2人の兄も来日予定だという。

 現在のS・バンタム級はWBAスーパーのギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)、WBAレギュラーの久保隼(真正)、WBOのジェシー・マグダレノ(米)がサウスポーで、IBFの小國以載(角海老宝石)はサウスポーの岩佐亮佑(セレス)との対戦が決まっており、まさにサウスポー天国だ。4団体でチャンスをうかがう和毅にとって、貴重なチャンスができたと言えそうだ。

矢吹はに初代日本女子王座決定戦に出場予定

 デビュー以来、7連勝(3KO)をマークしている矢吹は協栄が売り出し中のサウスポー。剣道出身でフットワークを武器としており、金平桂一朗会長は「間違いなく実力はある」と太鼓判を押す。

 7月10日の対戦相手は決まっていないが、陣営では、試合を日本女子ミニマム級王座決定戦準決勝にすべく調整中。矢吹は「女子ボクシングが面白いと思ってもらえるような魅せるボクシングをしたい」と抱負を述べた。

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