米国でリング禍、金メダルのシールズが3戦目
2017年6月13日 13時47分
2017年6月12日 22時50分
井岡弘樹ジムの井岡弘樹会長は11日、大阪市のジムで所属のOPBF女子S・フライ級王者、ぬきてるみ(28)が7月8日、メキシコ中部のハリスコ州サポパンでWBC女子世界バンタム級王者、マリアナ・フアレス(37=メキシコ)に挑戦すると発表した。ぬきは9勝6KO1敗で世界初挑戦。
ぬきは4月22日、大阪市で行われたOPBF女子S・フライ級王座決定戦でタイ人選手を3回TKOで下して、王座についたばかり。試合直後にフアレス側から初防衛戦のオファーがあり、「強豪だが、千載一隅のチャンス」(桂伸二トレーナー)と挑戦を決めた。
フアレスは45勝17KO9敗4分の戦績で、WBC女子フライ級タイトルを14度防衛するなど、メキシコでは「バービー」の愛称で知られ、絶大な人気を集める女子ボクサー。これまで日本人とは真道ゴー、天海ツナミ、小澤瑶生らに勝利、藤岡奈穂子らに敗れるなど5勝2敗。
正直怖い気持ちもあるが、がんばる
会見でぬきは「桂トレーナーに技術、テクニックを指導していただいてボクシングが面白くなってきた。チャンスをいただいたが、正直怖い気持ちもある。自分のパンチが通用するようにがんばりたい」と抱負を語った。
井岡会長は「ポイントでは不利なので、最高のコンディションをつくって、前半から仕掛けていく」とジム初の世界王者誕生に力が入った。桂トレーナーは「ボディパンチをヒットして、スタミナを削り、後半に仕留める展開に持っていきたい」と語った。
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