JBC（日本ボクシングコミッション）は最新6月度の日本ランキングについて議論した。今月はS・ライト級王者の麻生興一（三迫）が初防衛に成功。またフライ級は暫定王者の黒田雅之（川崎新田）が正規王者・粉川拓也（宮田）を破り、タイトルの一本化を果たすと同時に新たに正規チャンピオンの座に就いた。

　新しくランキング入りをしたのはL･フライ級小坂駿（真正）、フライ級堀陽太（横浜光）、バンタム級伊集盛尚（琉豊）、ウェルター級丸木和也（天熊丸木）、ライト級小田翔夢（琉球）ら。OPBFフェザー級王座から陥落して日本ランキングに戻る竹中良（三迫）は、同級3位になる見込み。

日本タイトル保留選手リストに5名追加

　一方、「日本タイトル保留選手リスト」へは、さらに5名の選手が入った。WBOフライ級王座挑戦の決まった木村翔（青木）、S･バンタム級松本亮（大橋）、フェザー級ジェネシス・セルバニア（カシミ）、ライト級荒川仁人（ワタナベ）、S･ライト級近藤明広（一力）の面々。引退の大川泰弘（ワタナベ＝ウェルター級）もランキングを外れた。

　またS･フライ級9位の久高寛之（仲里）が名前の読みをこれまでの「ひさたか」から「くだか」に変更する届出があったことが報告された。久高は8月30日後楽園ホールで井上拓真（大橋）との試合が決まっている。 　今月は「日本王座挑戦者決定戦」（9～12月開催）出場をめぐって各級順位の変動が多少みられた。