ロマゴン因縁再戦に静かな闘志、クラドラス舌好調
2017年9月8日 11時12分
2017年9月8日 11時03分
WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が7日(日本時間8日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで9日(日本時間10日)行われる「SUPER FLY」の記者会見に出席。WBC世界フライ級王者シーサケット・ソールンビサイと挑戦者ローマン・ゴンサレス、WBC同級挑戦者決定戦に出場するカルロス・クアドラスとフアン・エストラーダらとひな壇に並んだ。
S・フライ級のトップ選手が終結したイベントの記者会見には、アメリカだけでなく、タイや日本、ニカラグア、メキシコの記者が総勢170人集結。イベントの注目の高さをうかがわせた。
中でもアメリカ初登場となる井上は前日の公開練習に続きメディアのターゲットに。司会を務めたK2プロモーションのトム・ロフラー氏が「すでにパウンド・フォー・パウンドの1人。これからレジェンドになりうる存在」と井上を紹介すると、日本の若き王者は「アメリカのファンの前で試合をすることにすごく興奮している。明後日は、またアメリカで試合ができるよう全力を尽くします」とあいさつ。この日一番多くのシャッターが切られた。
注目の高さはプレッシャーにもなるが、井上は「去年ロサンゼルスに(試合観戦で)来たときから注目してもらった。予想はできたことなので落ち着いている」と頼もしい限り。S・フライ級のトップ選手が集まる機会は「気持ちが高ぶりますね」と逆にモチベーションは高まっている様子だ。
汗が出にくいのではないかと心配していた西海岸の気候も「意外と動けばすんなり汗が出た」ということで問題なく、自宅にチャンピオンベルトを忘れてしまい、関係者に頼んで届けてもらったのが唯一の誤算。ほぼすべてが順調に運んでいるようだ。
大橋秀行会長は「注目のされ方がものすごい。怪物と呼ばれていたのが、アメリカで本当のモンスターになるね」と井上の活躍に大きな期待を寄せた。
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