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英で世界初挑戦の石田匠「やりにくい相手ではない」

2017年9月9日 23時18分

 「世界チャンピオンになるためにデビュー戦からずっとがんばってきたので、すごくうれしい」。WBA世界S・フライ級王者、カリド・ヤファイ(28=英国)に挑戦が決まった同級1位の石田匠(25=井岡)が9日、大阪市浪速区の井岡ジムで会見を行った。試合は10月28日、英ウェールズの首都カーディフにある6万人収容のミレニアム・スタジアムで行われる。

 メインイベントはWBA・IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(英)がクブラット・プレフ(ブルガリア)を迎える防衛戦。陣営によると、世界戦が合わせて3つ組まれる予定で、ヤファイと石田の試合はセミ扱いになる見込み。石田は24戦全勝13KO、ヤファイも22戦全勝14KOで無敗対決だ。

敵地で世界タイトル奪取を誓う石田

 石田は小学校6年から井岡ジムに通い、通信制の秋桜高校2年時、大分国体少年の部バンタム級で優勝、アマでは10勝4RSC1敗。17歳でプロになり、09年にデビュー。14年に日本S・フライ級王者に就き、5度防衛したあとタイトルを返上、世界のチャンスをうかがっていた。右ストレートが武器のアウトボクサーだ。

 井岡一法会長とともに会見した石田は「アウェーで戦うのは気にしていない。リングに上がればいっしょです。それにしても6万人も入る会場で戦うのはちょっと想像できません」。チャンピオンについては「これから会長と研究しながら練習しますが、僕とかみあうタイプで、やりにくい相手ではないと思う」と印象を語った。

 井岡会長は「海外での挑戦はジムでも初めてなので、チーム一体で支えていきたい」と万全の態勢で石田をサポートする決意だ。「しっかり距離をとるのが大事だが、距離をつぶされた時にどう対処するかを練習の主眼にしたい」とヤファイ対策を練り始めた。

 ジム恒例の3日間の和歌山・白浜キャンプを実施。ゴルフ場の起伏のあるコースを繰り返し走りこむ。続いて、3人の外国人パートナーを呼び、また関西のジムからもスパーリングに来てもらうなど、万全の準備を整える予定だ。

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