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V1戦まで2週間 村田諒太「距離取りながら圧力」

2018年4月2日 16時31分

 4月25日に横浜アリーナで初防衛戦を迎えるWBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳)が2日、都内のジムで練習を公開。スパーリングではラッシュする場面も披露し、好調をアピールした。

サンドバッグ打ちで追い込む村田

 鬼門とも呼ばれる初防衛戦まで残り2週間となった。村田はこの試合に向けての練習を振り返り「欲が出て相手を圧倒しようという気が起きると自分の距離を崩し、無駄にスタミナを消費してしまうところがあった」と自己分析。その上で、「冷静に戦えるかどうかがポイントだと思う」と精神面のコントロールを強調した。

 村田はアマチュア時代、世界選手権で銀メダルを獲ったあと「次のオリンピックでメダルを獲らなくてはいけない。他を圧倒しなくちゃいけない」と考え、ボクシングが崩れてしまうという苦い経験をした。

 さらに昨年10月、タイトルを獲得したアッサン・エンダム(仏)との再戦でも、「1試合目よりも圧倒しないといけない」という思いから、序盤の2ラウンドは気持ちがはやり距離を詰めすぎてしまったという。

スパーはカウンターを決めるなど好調をアピール

 こうした経験をしているがゆえに、挑戦者エマヌエーレ・ブランダムラ(伊)戦に向けて、精神面の重要性を強調したというわけだ。試合について問われた村田は「相手がパンチを打ち終わったところに打ち込んでいけばプレッシャーになると思う。パワーとタフネスは絶対に僕のほうが上。距離を取りながら、相手のスタミナを奪いながらできれば一番」と理想の展開を思い描いてみせた。

 この日、アドリアン・ルナを相手にした2ラウンドのスパーリングでは、有言実行とばかりにジャブで距離を取りながらプレッシャーをかけ、主武器の右ストレートに加え、カウンターの左フックも叩き込むなど、冷静かつキレのある動きを見せた。いまのところかなり調子はよさそうだ。

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