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エンダムとの再戦まで5週間、村田諒太が公開練習

2017年9月15日 17時17分

 10月22日両国国技館でWBA世界ミドル級正規王者アッサン・エンダム(仏)に挑戦する同級1位の村田諒太(帝拳)が試合まであと5週間あまりとなった15日、都内のジムでスパーリングを公開した。

田中トレーナーと記者会見に臨む村田

 5月にWBA王座決定戦として行われたエンダムとの第1戦は、勝ったと思って終了のゴングを聞きながら、まさかの1-2判定負け。リベンジマッチに向けて村田は「この調子でやっていけばいけるんじゃないかと自信を深めている段階。(第1戦の前とは)精神的な落ち着きが違う」と好調をアピール。敗れながらも世界トップクラスのエンダムを相手に「村田が勝っていた」との声が多数を占めた戦いを演じたことが、精神的な支えになっているようだ。

エンダムが前半に打ち合ってくるパターンも想定

 前回の試合である程度の見通しが立ったとはいえ、リマッチが第1戦と同じ展開になるとは限らない。陣営はアウトボクサーのエンダムが第1戦とは戦法を変え、前半は打ち合ってくることも想定。パワーのあるアドリアン・ルナと、フットワークの巧みなパトリック・デイという持ち味が対照的な2人のパートナーを相手に、接近戦と追いかける展開の両面を磨いていく方針だ。

 さらにスタミナ強化を目指して、前回は試合50日前に打ち切った高強度のインターバル・トレーニングを試合近くまで継続する予定。第1戦はチャンスでスタミナ切れを心配し、詰め切れなかった点を少しでも克服しようとしている。

ルナ(左)とのスパーでは激しく打ち合う場面もあった

 この日はアドリアン・ルナ(メキシコ)と3ラウンドのスパーリングだったが、右のオーバーハンドを2発もらうなど、完璧な内容とはいえなかった。それでも村田は「今日は悪いところが出たけど、これはこれで収穫です」と課題が見つかったことに前向きな姿勢。日本中が注目するタイトルマッチに向け、周囲に惑わされず、足元を見つめながらじっくり仕上げていくつもりだ。

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