京口紘人が堺市立浜寺小で講演「ゆめをかなえる」
2017年9月30日 0時07分
2017年9月29日 21時26分
WBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦が29日、後楽園ホールで行われ、同級4位の天笠尚(FLARE山上)が5位リチャード・プミクピック(比)に0-3判定負け。日本、OPBF王座に続く3本目のベルト獲得はならなかった。スコアは115-113、115-112、117-111。天笠は試合後、引退を表明した。
小柄なプミクピックが初回、大きな右スイング、右ボディブローで天笠に襲い掛かり、受けに回った天笠は何度もロープを背負って亀になる立ち上がり。天笠は2回から攻撃姿勢を強めたが、プミクピックもパワフルなパンチで応戦してまったく引かない。4回終了間際に、天笠のシャープな右がプミクピックの顔面をとらえた。
最後まで調子上がらず
天笠は上昇気流に乗るかに見えたが、プミクピックは相変わらず体をぶつけるよな雑なボクシングながら、前に出てプレッシャーをかけ続ける。プミクピックが先手を取り、天笠は後手に回って手数も少ない。5回にプミクピックの強烈な左フックが決まり、観客をヒヤリとさせた。
調子の上がらない天笠は8回に左ボディを叩き込むとプミクピックの動きが止まり、ようやくチャンス到来。仕留めにかかった天笠だが、9回は逆に比人の右がクリーンヒット。打ち合いとなった。結局、天笠は最後まで調子が上がらず、目の覚めるような連打は出ずじまい。11、12回はプミクピックが手数と有効打で上回った。
「やり切ったという思いはある」
敗れた天笠は33勝21KO7敗2分。試合後はしばらくリングの椅子に座ってトレーナーと話し合った。控え室で天笠は「進退に関して大きな意味を持つ試合になると思っていた。たぶんこの試合で引退になると思います。やり切った感はあります」とコメントした。
プミクピックは20勝6KO8敗2分。14年3月、OPBFバンタム級王者だった岩佐亮佑(セレス)に0-2判定で敗れて以来、3年半ぶりとなる日本でのタイトルマッチに勝利した。
◇フライ級8回戦
望月直樹(横浜光)[TKO3回1分37秒]キティコン・サイトーンジム(タイ)
日本フライ級8位の望月は慎重に圧力をかけ、長身のキティコンは右カウンターを狙った。望月は右、ボディ打ちでタイ人を削り、3回にボディの連打でダウンを奪うと、立ち上がったキティコンに再び左ボディ、続いて右を決めて2度のダウンを追加すると、主審が試合を止めた。望月は3月、現OPBF王者の中山佳祐(ワタナベ)に敗れて以来の試合に勝利。戦績を12勝7KO2敗とした。キティコンは8勝2KO2敗。
◇S・バンタム級8回戦
中嶋孝文(竹原&畑山)[TKO4回2分0秒]三浦仁(三迫)
日本S・バンタム級14位の中嶋がジャブを軸に好スタート。2回、三浦がボディ攻撃で反撃に出たと思われたとことで、中嶋の右ストレートが炸裂して三浦をキャンバス送り。三浦は3回に打って出たが、中嶋はこれを許さず、右で再びダウンを奪った。三浦はパンチで右目をカット。結局、この傷が原因で4回TKOとなった。中嶋は29勝13KO9敗1分。三浦は9勝1KO3敗。
◇バンタム級8回戦
松本竜也(角海老宝石)[3-0(77-76、77-75、78-74)]鈴木英樹(横浜光)
上背のある松本が2回、右ストレートを打ち込んで優位に立ち、コンビネーションで勝負の鈴木をリード。松本は5回に右、ボディ攻撃で鈴木を後退させたが、終盤は鈴木がボディブローを軸に連打で反撃。「ボディが効いてしまった」という松本は何とか逃げ切った。昨年の東日本新人王でもある松本は9勝2KO3敗。鈴木は連敗で8勝3KO5敗2分。
◇ライト級6回戦
利川聖隆(横浜光)[TKO2回1分46秒]ナダウ・サイトーンジム(タイ)
2024年12月5日 21時20分
2024年12月5日 21時13分
2024年12月5日 12時02分
2024年12月4日 9時07分
2024年12月4日 6時34分
2024年12月4日 6時26分