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比嘉大吾&拳四朗が初防衛に自信、チケットは完売

2017年10月19日 15時50分

 19日、都内のホテルでWBC世界フライ級、同L・フライ級戦の調印式が開かれた。WBCフライ級王座の初防衛に挑むチャンピオン比嘉大吾(白井・具志堅S)は、この日も「倒して勝ちたい」とKO宣言。「沖縄の先輩方のように攻めるスタイルで沖縄県民、全国の皆さんに感動を与えたい」と力強く語った。

左からゲバラ、拳四朗、マソン、比嘉

比嘉「沖縄の攻めるスタイルで勝つ」

 ここまでデビュー13連続KO勝ち。挑戦者のトマ・マソン(仏)は「連続KOは怖くない。(比嘉の)今までの選手と僕は違う」と自信をうかがわせたが、「マソン選手も自分のような相手と戦ってません」とチャンピオン。判定決着が納得のいかないほどハードな練習が比嘉の支えになり、「倒す」宣言につながっている。

 マソンについて「長い距離でガードも高く、接近戦も苦手にしない正統派」とあらためて評し、決して崩しやすい相手だとはみていない。それでも「自分もしっかり練習してきています。勝ちは渡しません」と比嘉は言葉に力を込めた。

若き王者の拳四朗と比嘉、ともにいまだ無敗だ

拳四朗「チャンピオンらしく圧倒する」

 もうひとつのWBC世界L・フライ級戦は王者拳四朗(BMB)が“チャンピオンの自覚”をアピールした。会見で「ゲバラはすごく強い選手だと思いますけど、現在のチャンピオンは僕。チャンピオンらしく圧勝したい」と語った。具体的には「パンチをもらわずに当ててKO」と拳四朗。仕上がりは万全のようで、あすは映画や買い物をしてリラックスに努めるつもりだ。

 拳四朗のベルトを狙う元チャンピオンのゲバラも好調を強調した。「カギになるのは意欲です。それは誰にも負けません」と心身の充実をアピール。「メキシカンらしく、堂々と戦います」(ゲバラ)。なお、両試合とも使用グローブは日本のウイニング社製。主催者側によると、すでに前売券は完売しており、当日券の発売もないという。

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