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村田諒太が会見「着実に海外での地位を上げていく」

2017年10月23日 14時18分

  アッサン・エンダム(仏)とのダイレクトリマッチを制し、WBA世界ミドル級チャンピオンとなったロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)が試合から一夜明けた23日、都内のジムで記者会見を開き、喜びを語った。

浜田代表(左)は前夜の試合を「100点」と評価した

 試合後は後援者のあいさつ回り、朝のテレビ出演と忙しくすごし「30分ほどしか寝ていない」という村田。「テレビに出て、こうした記者会見でみなさんが集まって、夢じゃないと思った。でもそろそろ眠いです」と報道陣を笑わせた。

 試合前はホテル住まい。家族とはまだ会えていないが、電話口で息子から「パパさあ、なんで試合が終わったのかさっぱり分からなかった。あとパパが泣いたのを初めて見たよ」と言われ「パパやったね、とか言われると思っていたのに期待外れだった」と苦笑。「でも娘はかわいくて『明日の保育園の送り迎えはパパなの?』と聞かれた」と父親の表情を見せた。

 注目を集めたエンダムとの直接再戦は、完勝と言える内容で7回終了TKO勝ち。エンダムが棄権して試合が終った瞬間を「うれしかったんですね。あのまま続いていてもチャージを緩めるつもりはなかった」。自己採点は70、80点で「ネガティブな意味ではなく1点、1点積み重ねての点数。能力を出したという意味では100点」と自らに合格点を与えた。

スポーツ新聞の多くが一面で報道した

 気の早い話だが、今後は3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)やメキシコのスター、サウル“カネロ”アルバレスらトップ・オブ・トップとの対戦が期待される。村田は「自分はまだ海外では『誰だよ』というレベルだと思っている。まずは着実に海外での地位を上げていくこと」と語り、一戦一戦の積み重ねがビッグマッチにつながると強調した。

 また、フジテレビ系列で全国中継された試合の視聴率は、関東地区で平均20.5%、瞬間最高は26.7%をマーク。関西地区は平均で22.7%だった。

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