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ボワイヨ「アウェイは大好物」アップセットに意欲

2017年12月25日 19時20分

 WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)に挑戦する同級6位ヨアン・ボワイヨ(仏)が25日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。試合は30日、横浜文化体育館でゴングとなる。

練習はシャドーとバック打ちを1ラウンドずつ披露

 多くのボクサーが井上との対戦を避ける中、大橋秀行会長とフェイスブックでの直接やり取りから挑戦が決まったというボワイヨ。オファーを受けたときの気持ちを「うれしかった。ぜひ戦ってみたかった」と笑顔で明かした。

 それもそのはず、ボワイヨはボクシングの魅力を「旅ができること」と答え「アウェイのほうがリラックスできるから好き」と語るちょっと風変わりなボクサーなのだ。

 2013年から15年にかけては「自分はヨーロッパスタイルだったので、向こうのボクシングを学びたかった」とアルゼンチンに拠点を移した。3年間で多くの試合をこなし「アグレッシブになって大きく変わった」と成長を実感。そのおかげか、現在はひとつの無効試合をはさんで31連勝をマークしている。

 とはいえ、今回ばかりは井上に挑戦するのだから特別だ。井上がリング誌のパウンド・フォー・パウンド・ランキングで7位につけていることを問われると、肩をすくめて「よかったね、という感じ」と流したが、勝利の可能性については「完全な自信があるとまでは言わないけど、チャンスはある」と語るにとどめた。

「彼のボクシングへの情熱を支えたい」とバネッサ夫人

 新たに契約した米国人トレーナーとマネジャーが「クリスマス休暇」を理由に27日まで来日せず、日本での最終調整はビジネス・マネジャーを務めるバネッサ夫人と2人きり。どうにも頼りない印象を与えるが、母国で引っ越し業を生業とするボワイヨが“モンスター”に勝てば、世界中を驚かせるのは間違いないだろう。

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