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五十嵐俊幸 4年半で減量幅半減、木村翔撃破に自信

2017年12月25日 15時42分

 大みそかの大田区総合体育館でWBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(青木)に挑戦する同級1位の五十嵐俊幸(帝拳)が25日、帝拳ジムで練習を公開。順調な調整ぶりをアピールした。

ガードへの高い意識を感じさせた五十嵐のミット打ち

 元WBC世界フライ級王者の五十嵐は13年4月、八重樫東(大橋)に敗れて王座から陥落して以来、4年半ぶりの世界タイトルマッチ。帝拳の浜田剛史代表は「八重樫とやったころはボクシングの怖さを知らず、予期せぬことに対応できなかったが、いまはどんな状況でも対応できる」と五十嵐の成長をアピールした。

 4年半前はキャリア不足もさることながら、減量が何よりの敵だった。八重樫戦では14キロの減量を強いられ「ある意味、計量がゴール地点みたいになっていた」。パワーをつけようとウエートトレーニングをして身体を大きくしたことが、マイナスに働いた。

 その後、S・フライ級に上げたが、そのパワーが通用せず、再びフライ級に戻した。減量は苦しくなるはずだったが、ウエートトレーニングをやめてトレーニングの中身を見直すと、フライ級でも動ける身体が作れるようになったというからわからないもの。今回の減量は4年半前の半分にあたる7キロ。いまや「L・フライ級からフライ級に上げたとき(08年)くらいの感覚」とスムーズな減量を表現した。

五十嵐は減量苦を克服し肌の色つやもよかった

 減量苦を克服したとなれば、あとは木村をいかに攻略するかだ。五十嵐は「相手は前に出てくると思うので、さばくのか、押し返すのか、臨機応変に対処したい」とファイターである木村対策の一端を明かした。

 たたき上げの木村が雑草、元トップアマでアテネ五輪に出場している五十嵐がエリートと称されるが、五十嵐は「どちらが最後まで集中力を切らさずにできるか。技術というより気持ちのぶつかり合いになると思う」と試合内容を予測。有利と言われる技術で上回ることはもちろん、気持ちでも木村を凌駕するつもりだ。

 当日は、WBA世界L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)、IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)の防衛戦も予定され、トリプル世界タイトルマッチとして挙行される。試合の模様はTBS系列で全国中継される。

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