2017年12月28日木曜日

井上尚弥「SF級は今年で最後」拳四朗「倒して勝つ」

「FUJI BOXING 2017」(30日・横浜文化体育館)で行われるダブル世界タイトルマッチの調印式・記者会見が28日、都内のホテルで催された。

 メインのWBO世界S・フライ級戦で7度目の防衛がかかるチャンピオン井上尚弥(大橋)は、「あとは計量を待つだけです」とボワイヨ撃退の準備は完了の様子。そしてあらためてバンタム級進出への思いを語った。

「ここまで自分の中でS・フライ級でのビッグマッチは(オマール)ナルバエス戦ぐらい。来年またバンタム級でチャンピオンになって大きな試合をどんどんしたいですね」というから、やはり今度の試合がS・フライ級最後との位置づけだ。「しっかりとKOで勝って先につなげたい」と井上。

 圧倒的自信を持つチャンピオンに挑むヨアン・ボワイヨ(仏)だが、こちらも臆するどころか負けじと順調な仕上がりを強調した。クリスマス後にローソン・フランク・トレーナーが到着し、一層心強く感じているようだ。「とにかく頭を使った、知性的なボクシングをすること」と語り、メディアに向けてこう宣言した。「必ずリングの上でサプライズを起こします」

 2か月あまりという短いスパンでV2戦となるWBC世界L・フライ級王者の拳四朗(BMB)はこの日もニコニコとしていた。念願のテレビ生中継でモチベーションがアップし、「世界戦でも倒せるというところを見せたい」と意気込んだ。

 序盤のポイントを奪われた初防衛戦の教訓から、「(序盤から)油断せずにポイントを取っていきたい」と話し「流れの中でうまく倒せたらいいと思う」と繰り返しKO勝利への意欲を見せた。

 KO宣言をされた挑戦者のヒルベルト・ペドロサ(パナマ)は「拳四朗がKOすると語っているのは大げさでしょう」と応酬。「私の中では、もう自分が世界チャンピオンのつもり」とすごい自信をあらわにし、パナマ31人目の世界王座奪取を誓った。

 両試合とも挑戦者が不利予想だが、ペドロサもボワイヨ同様に「私がサプライズを起こす」と息巻いている。

 なお、主催者側によると、この日までにダブル世界タイトルマッチの前売券は完売。当日券は用意されているという。