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井上岳志が日本王座返上、野中悠樹とIBF2位決定戦

2018年1月18日 18時52分

 S・ウェルター級の3冠チャンピオン井上岳志(ワールドS)が17日付で日本タイトルを返上した。次戦は4月26日、後楽園ホールで関西のベテラン野中悠樹(井岡弘樹)とIBF同級2位挑戦者決定戦を行うことになった。主催のワールドスポーツジムが明らかにした。

井上(右)と野中は世界ランカー対決

 IBF10位にランクされる井上は当初この日にチャンピオンカーニバルで1位新藤寛之(宮田)と防衛戦を行う予定だったが、IBF12位の野中側との交渉が進み、日本タイトルを返上して雌雄を決することになった。

 IBFは現在1位と2位が空位で、ランカー対決となる井上-野中戦は2位のスポットを争う決定戦(12回戦)として承認されたという。

 アマチュアで実績を残してプロ入りした井上は、昨年4月斉藤幸伸丸(当時輪島功一S、現アベ)との決定戦を制し日本王者になると、初防衛戦後の11月にはラーチャシー・シットサイトーン(タイ)に8回TKO勝ちでOPBF&WBOアジアパシフィックのタイトルも獲得。一挙に3冠王者となった。

 一方の野中は元日本&OPBF同級王者で、実績、実力ともに評価されている大ベテラン。こちらは昨年10月豪州の世界ランカー対決でデニス・ホーガン(豪)に10回判定負けしたが、40歳のいまもまだまだ世界をあきらめていない。

 再び世界を狙える位置に戻りたい野中側と、勢いを持って世界への階段を駆け上がる井上側の、両者の思惑がここで一致したようだ。

 なお井上はOPBFとWBOアジアパシフィックの王座を依然として保持している。日本王座は今後、空位決定戦が行われることになる。

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