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勅使河原弘晶が判定で初防衛、WBO・APバンタム級

2018年2月8日 21時17分

 WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチが8日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの勅使河原弘晶(輪島功一S)が挑戦者7位ジェイソン・カノイ(比)に3-0判定勝ちで初防衛に成功した。スコアは115-113×2、116-112。

勅使河原(右)は苦しみながら12ラウンドを戦い抜いた

 体格で上回る勅使河原は距離をキープし、ジャブ、ワンツーを打ち込むボクシング。初回に右を2発食らった勅使河原は試合後「右をもらって記憶が飛んだ」とダメージがあったことを明かした。その後、チャンピオンは無理して攻めず、スピードのないカノイが手を出せない距離で戦い、単発ながら左フックや右ストレートを打ち込んだ。

 しかし4回、勅使河原のアウトボクシングが中途半端になるとカノイが反撃。右アッパー、右ボディブローで攻め、勅使河原を守勢に回らせる。5回は勅使河原の左フックがヒット。ダメージを受けたカノイがロープを背負うと、チャンピオンは攻めるが、カノイもボディ攻撃で反撃し、攻守がめまぐるしく入れ替わる。

 6回後半、勅使河原が右を立て続けに打ち込み、反撃に出ようとしたカノイに左ボディブローを叩き込むと、カノイが顔をしかめて後退。ダウン寸前のカノイはここをクリンチで何とかしのいだ。

 勅使河原のKOも見えてきたかに思われたが、KO負けが一度もないカノイはタフだった。勅使河原のボディ、右ストレートを浴びて苦境に陥っても、そのたびに右アッパー、ボディのコンビネーションを打ち返す。勅使河原を手数で上回り、試合の行方は分からない。

 最後まで互いに譲らない展開が続き、終了のゴング。チャンピオンが小差で初防衛をはたす結果となった。

 試合後、ボディを効かされていたとも明かした勅使河原は16勝9KO2敗2分。退場する際、観客から拍手を浴びたカノイは27勝19KO8敗2分。なお、この試合の勝者に対し、同級10位の清瀬天太(姫路木下)から挑戦状が提出された。

◇L・フライ級8回戦
谷口将隆(ワタナベ)[負傷判定6回2分16秒3-0(59-55、60-54)]レイマーク・タダイ(比)

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