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粟生隆寛が2年10ヵ月ぶりに復帰、3.1両国国技館

2018年2月8日 19時57分

 元世界2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)が3月1日、両国国技館で行われるダブル世界タイトルマッチの前座で、2年10ヵ月のブランクをへて復帰戦を行うことになった。粟生は12年10月にWBC世界S・フェザー級王座を奪われたガマリエル・ディアス(メキシコ)と62.0キロ契約8回戦を行う。

再びリングに帰ってくる粟生、33歳になった

 粟生は15年5月、ライムンド・ベルトラン(メキシコ)とのWBO世界ライト級王座決定戦に出場してTKO負け。結局この一戦はベルトランの体重超過と薬物違反で無効試合となった。その後、粟生は15年11月に組まれたディアスとの再戦を左足関節腓骨腱脱臼でキャンセルし、翌年3月にこれを手術。ジムからは引退を勧められたという。

 それでも現役続行を心に決めてトレーニングを続け、今年に入ってカムバック戦にゴーサインが出た。「この2年半でいろいろな人に会って、励まされた。応援してくれる人のためにもがばりたいと思った」と現在の心境を語った。

 昨年からIBF世界S・フェザー級王座決定戦前の尾川堅一や、日本S・フェザー級ランカーの正木脩也ら同門の実力者とスパーリングを重ね、好感触を得ているという。また、1月にはミドル級世界王者の村田諒太らと沖縄で走り込みのキャンプも行った。

 復帰にあたり再び世界という希望を胸に秘めているが、まずは復帰戦をクリアしなければ始まらない。粟生は「正直、自分がいまどのレベルにあるのか分からない。スパーはあくまでスパー。今回の試合が査定試合になると思っている」と気持ちを引き締める。

 3月1日は前WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が現王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦するほか、IBF世界S・バンタム級王者の岩佐亮佑(セレス)がエルネスト・サウロン(比)と初防衛戦を行う。

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