日本王者の黒田雅之&西田光を川崎市長が激励
2018年2月14日 19時50分
2018年2月14日 18時00分
WBA世界S・バンタム級11位の松本亮(大橋)が14日、横浜市内のジムで練習を公開した。松本は28日、後楽園ホールでWBA王者ダニエル・ローマン(米)に挑戦する。
世界初挑戦の松本の表情は引き締まっていた。世界戦に向けた練習で最も成長した部分を問うと「気持ちです」と即答。その通りであろうが、もちろん技と体も磨き上げてきた。
体力面では週3回だったフィジカルトレーニングを週4回に増やして下半身のさらなる強化に取り組んだ。松本を5年にわたって指導する土居進フィジカル・トレーナーは「中に入られてもパフォーマンスが落ちないように、高強度のダッシュを多く取り入れ、下半身と心肺機能を強化した」と説明。松本は「きつかった。いつもの倍くらいやった」と練習の内容を振り返る。
昨年9月、久保隼(真正)から王座を奪ったローマンについては「左がうまい。注意するのは左フック、左アッパー」と分析。世界ランカーでもある日本S・バンタム級王者の久我勇作(ワタナベ)、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の勅使河原弘晶(輪島功一S)らとスパーリングを重ね、まずは「左の差し合いで負けないように」リードを磨いた。
となれば足を使い、ジャブを突きながら、トレーニングで威力の増した右を狙っていくのが基本方針となろう。一方で「行けと言われたら行く」と打ち合いも辞さない構えで、ようは相手の出方次第ということか。
28年前の2月7日、同じ後楽園ホールで大橋秀行会長が崔漸煥(韓国)を下してWBC世界ミニマム級王座を獲得、日本人世界挑戦連敗記録を21で止めた。同会長は「これも何かの縁。絶対に獲ってほしい」と愛弟子にエール。大橋会長と松本トレーナーの横浜高の後輩でもある松本は「必ずKOで勝ちたい」と力強く宣言した。
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