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協会が体重超過対策に本腰 ペナルティーなど制度化

2018年4月4日 16時54分

 日本プロボクシング協会(JPBA)は4日、都内で理事会を開き、昨今問題になっている体重超過を防止するためにペナルティーなどを制度化する方針を固めた。今後は日本ボクシングコミッションと協議をしながら制度を整える。

 3月1日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで山中慎介と対戦したルイス・ネリ(メキシコ)が体重超過により失格となったのは記憶に新しいが、その他にも体重超過が連続して発生。3月25日の刈谷あいおいホール、3月27日の後楽園ホール、4月1日のエディオンアリーナ大阪第2競技場で予定されていた8回戦が、それぞれ体重超過により中止にとなった。

 JPBAはこれらを「階級制スポーツの根幹を揺るがす危機」と位置づけ、再発防止に向けて対策を練っていく。

 理事会では、試合中や練習中に死亡したり、開頭手術をしたりした選手、その遺族に支給する健康管理支援金の増額も決定した。死亡した場合、従来の1700万円が2500万円に、開頭手術は350万円が500万円になるほか、失明などその他の項目も増額となる。

 また、セレス小林会長が務めていたキッズジュニア委員長に、森岡和則会長が新たに就任した。

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