マイキーがIBFタイトル返上 王座決定戦の行方注目
2018年4月18日 11時21分
2018年4月17日 21時03分
OPBFミニマム級タイトルマッチが17日、後楽園ホール「DANGAN211」のメインイベントで行われ、チャンピオンの小浦翼(E&Jカシアス)が挑戦者13位の田中教仁(三迫)に5回2分38秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。
初回から試合は激しく動いた。どっしり構える田中の右がシャープでタイミングがいい。これを食らった小浦がダメージを負い、左フックも被弾して早くも劣勢。一気にホールが盛り上がった。
しかし、ラウンド終盤、小浦の右アッパーが火を噴くと、田中がグラリ。ズルズルとロープを背負う。小浦はここぞと前に出たところ、なんと田中のカウンターが決まって小浦がダウン。波乱の幕開けとなった。
小浦は2回以降、距離を取って出入りのボクシングで立て直しを図る。スピードを生かしてジャブや左ボディを決めていくが、ちょこちょこと被弾もあり、なかなか安定しない。4回もいい右をもらって効いた様子。4回終了時の採点は38-37×3で挑戦者がリードした。
公開採点を聞いても、小浦は落ち着いていたようだ。5回、右ストレートを打ち下ろすと、これがクリーンヒットとなり、田中が完全に効いてしまう。小浦が渾身のラッシュを見せると、田中が崩れるようにキャンバスへ。主審が即ストップした。
WBA9位、WBC4位、IBF4位にランクされる小浦は初ダウンを喫したものの逆転し、13勝9KOで無敗をキープ。「できればWBAかWBCのベルトに挑戦したい」と世界をアピールした。善戦及ばなかった田中は16勝9KO7敗。
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