NYトリプルヘッダー会見 WBCミドル級暫定戦も
2018年4月20日 17時00分
2018年4月20日 10時55分
日本のリングに2度上がっているWBA世界L・フライ級王者のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)が7月14日、マレーシアのクアラルンプールで開催されるマニー・パッキャオ(比)vsルーカス・マティセー(亜)の前座で初防衛戦を行う。
カニサレス(20勝16KO1分)は3月に神戸で小西伶弥(真正)との王座決定戦を制してタイトルを獲得。初防衛戦が1万6000人収容のアシアタ・アリーナという大舞台となった。
このWBA・L・フライ級はかつてカニサレスと引き分けた田口良一(ワタナベ)がスーパー王者に君臨。1位には日本王者の久田哲也(ハラダ)がランクされており、カニサレスの動向は気になるところだ。
挑戦者12位の呂斌(ルー・ビン=中国)は何とプロ2戦目での世界挑戦となる。これまでの世界タイトル最速奪取記録は、センサク・ムアンスリン(タイ)とワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の3戦目。アマチュアを統括するAIBAが立ち上げたプロリーグで試合経験のあるロマチェンコの試合数はさまざま解釈があるが、いずれにしてもルーが勝利すれば新記録である。
ルーは元トップアマで、2012年のユース世界選手権で金メダル、13年アジア選手権は銅メダル、16年のリオデジャネイロ五輪に出場してベスト16という戦績。昨年9月のデビュー戦はタイ人選手を相手に3回TKO勝ちだったが、はたしてどのような結果になるのだろうか。
ほかにIBF世界フライ級王座決定戦が、3位モルティ・ムサラネ(南ア)と5位ムハマド・ワシーム(パキスタン)の間で争われる。かつて同王座を4度防衛した返上したムサラネは35勝24KO2敗。世界初挑戦のワシームは8勝6KO無敗。
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