高橋竜平がタイでIBF13位に勝利、松永宏信も快勝
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WBC世界バンタム級3位のマーク・ジョン・ヤップ(29=六島)が20日、大阪市のジムで枝川孝会長と会見。9月11日、後楽園ホールで行われる同級9位、井上拓真(22=大橋)とWBC同級挑戦者決定12回戦に向けた意気込みを語った。
念願の世界へのビッグステップが実現したヤップは「チャンスね。いける、いける。多分KOね」と愛嬌のあるたどたどしい日本語で抱負を語った。
枝川会長は「荒削りの面が修正でき、ジャブ、右ストレート主体にボクシングができるようになった。井上拓真はこれまでで一番パンチがある相手だと思うが、打ち合いに来てくれればチャンスはある」とヤップ同様、KO勝利を期待した。
フィリピン・ミンダナオ島出身のヤップは2010年に初来日。かませ犬的な存在のボクサーだったが、日本での試合の合間に亀田兄弟や長谷川穂積の世界戦前のスパーリングパートナーを務めていた。
14年8月、向井寛史(六島)との試合をきっかけに、枝川会長が「日本で腕を磨いてチャンピオンにならないか」とジム入りを誘った。
同年11月の移籍初戦は逆転TKO負けを喫したが、「日本で勝つためには力任せの大振りはだめ。フットワークとジャブ、ショートの右ストレートが大事」と付き切りでヤップを改造。それからは連勝を続け、OPBFバンタム級王座を獲得、3度防衛を果たしている。
戦績は29勝14KO12敗と負け数が目立つ戦績だが、六島ジム移籍後は1敗の後、10連勝4KOの好成績だ。普段は元日本王者の石田匠(井岡)とスパーリングを重ねているが、ジムではフィリピンからパートナーを呼び寄せて、打倒・井上を目指す。
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