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V2戦の山中竜也が公開練習 攻撃的スタイルにシフト

2018年7月9日 22時13分

 WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦(13日・神戸市立中央体育館)で2度目の防衛に臨むチャンピオンの山中竜也(23=真正)と挑戦者の同級3位、ビック・サルダール(27=フィリピン)が9日、神戸市の旧真正ジムで練習を公開した。

サルダールは気合いのピンク染めで「勝つ自信はある」

 前日に神戸入りしたサルダールは午後1時から練習を開始。なわとびに続いて、シャドー4ラウンド、マイケル・パラシオトレーナー(39)相手にミット打ち4ラウンド。さらにシャドー2ラウンド、腹筋運動と90分近くみっちり動いた。練習後の体重は約48キロとほぼリミットで、体調はよさそうだ。

サルダールも公開練習「倒しにいきたい」

 約100ラウンドのスパーリングを積んだというサルダールは「いい練習をしてきたし、試合でビック・サルダールを見せるだけ」と余裕のコメント。「山中はイージーな相手と思っていたが、ビデオを見るとなかなか厳しい相手。しかし、勝つ自信はある。日本は判定がフェアと思っているが、倒しにいきたい」と語った。

 サルダールはアマチュア出身で、2010年の北京アジア大会でL・フライ級銅メダルを獲得。15年の大みそかに当時WBO世界ミニマム級王者の田中恒成(畑中)の初防衛戦に挑み、5回に右クロスでダウンを奪ったものの、6回に左ボディフックでKO負けを喫している。「田中より山中の方がよく動き、パンチが的確。パワーもある」と油断はしていない。

ボディ打ちを意識してミット打ちの山中

 山中は午後3時から練習スタート。なわとび、シャドーに続いて、山下正人・真正ジム会長が構えるミットに打ち込んだ。左フックから右ストレート、さらにボディへのフック、ストレートとつなげて、スピード感あふれた切れ味鋭いパンチを見せた。

山中は年内でミニマム卒業プランも

 山中は「3月の初防衛戦の後、順調に練習を積んできている。相手のビデオは2試合見ているが、ジャブが強くて、アマ出身の巧い挑戦者と思う。この試合に勝ったらさらに強くなれると思うので、絶対に勝ちます」と言い切った。

 山下会長は「今後を見据えて攻撃型にボクシングを変えてきている。これからも勝ち続けるように新しいコンビネーションも取り入れた。勝てば次は年内に指名試合を予定しており、ミニマム級はその試合で卒業させる」と山中のL・フライ級へチャレンジプランを明らかにした。山中は「だれが見ても強いなと言うボクサーにつなげていく」と気合い十分だった。

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