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10.7予備検診 井上「どんな試合ができるか楽しみ」

2018年10月4日 16時23分

 10月7日横浜アリーナでゴングとなるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)シーズン2で開催される世界タイトルマッチ2試合、WBC世界L・フライ級タイトルマッチの予備検診が4日、都内のホテルグランドパレスで行われ、出場する計6選手が顔をそろえた。

井上はパヤノの肉体をしっかりチェック

■WBSSバンタム級準々決勝(WBAバンタム級タイトルマッチ)

 メインイベントのWBSSバンタム級準々決勝、WBAバンタム級タイトルマッチで初防衛戦を迎える井上尚弥(大橋)は時折笑顔を見せ、ピリピリしたムードは一切なし。「調子よく仕上がっているので、どんなボクシングができるのか楽しみ」と期待を膨らませるコメントを発した。

この時期に笑顔がよく出る井上、かなり調子はよさそう

 挑戦者のフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)は「井上はいい練習をしてきたという印象を持った。私は何をしなければいけないかを知っている。いつも通り好戦的な試合をしたい」とこちらも熱いメッセージをファンに届けた。主な検診結果は以下の通り。

    井上   パヤノ
身 長 165.0cm  164.7cm
頸 周 34.0cm  36.5cm
胸 囲 91.0cm  88.0cm
リーチ 171.0cm  165.0cm
視力 左0.8右1.0 左1.2右1.2

体が大きくなってきたという拳四朗とメリンド

■WBC・L・フライ級タイトルマッチ

 セミのWBC・L・フライ級に出場する王者の拳四朗(BMB)も有酸素運動を多く取り入れた成果で「減量が今までで一番いい」「自分の体を鏡で見るのが楽しみ」と絶好調宣言。まずは計量後に食べる焼肉弁当を目指して、きつい減量を乗り越える。

 挑戦者の元IBF王者メリンドは、7センチの身長差について「これまでにも背の高い選手とは試合をしている。まったく問題ない」。試合直前でも気さくに取材に応じる拳四朗とは対照的にこの日も物静かだった。

    拳四朗  メリンド
身 長 164.5cm  157.5cm
頸 周 34.0cm  35.5cm
胸 囲 87.5cm  88.0cm
リーチ 164.0cm  165.0cm
視力 左0.9右1.2 左1.0右1.5

レリク(左)とトロヤノフスキー、マニア必見の好カードだ

■WBSS・S・ライト級準々決勝(WBA・S・ライト級タイトルマッチ)

 もう一つのWBSS、WBA・S・ライト級タイトルマッチに出場する王者キリル・レリク(ウクライナ)と挑戦者で元IBF王者のエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)も予備検診に臨んだ。

 チャンピオンのレリクは「初防衛戦なので全力を尽くしたい」、トロヤノフスキーは「トーナメントにふさわしい面白い試合をしたい」とそれぞれ抱負を語った。

    レリク  トロヤノフスキー
身 長 175.5cm  173.3cm
頸 周 37.0cm  38.0cm
胸 囲 92.0cm  95.0cm
リーチ 174.0cm  183.0cm
視力 左1.5右1.2 左1.0右0.9

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