九州のタイソン初黒星 永野が判定勝ちし挑戦権獲得
2018年10月21日 16時32分
2018年10月21日 16時07分
無念……20日(日本時間21日)ラスベガスのWBAミドル級戦でロブ・ブラント(米)に12回大差0-3判定負けを喫し、V2に失敗した村田諒太(帝拳)が試合後、メディアのインタビューに応じた。「負けた、という感じです」と前チャンピオンとなった村田は完敗を認めた。
コンディショニング等、調整面で村田本人に不調の自覚はなかったという。予想外だったのは「(ブラントが)思ったよりも速かった」ことで、動く標的を思うようにとらえられなかった点を敗因のひとつにあげた。
村田「ボクシングの幅の狭さを感じた」
「右の打ち終わりをジャブで狙われたり、よく研究されていた。相手のインテリジェンスが上だった」とし、村田は「ボクシングの幅の狭さを感じた。ベストは尽くしたが、届かなかった」と続けた。
また村田は、圧力をかけはするもののブラントが意外に失速しなかった点も誤算だった。ブラントが序盤から飛ばして、「あれだけオーバーペースになるとがくんと落ちるものだが……」と渋い表情だったのは浜田剛史・帝拳代表。
浜田代表も誤算「落ちてくるだろうという流れが…」
「(相手が)落ちてくるだろうという流れだったが、ブラントの打ち疲れよりも村田の“守り疲れ”のほうが先に来てしまった」と浜田代表は話した。
トップランクのボブ・アラムは村田側が望めばブラントと日本で再戦の可能性はあると語っている。しかし村田は「再戦を要求するような内容ではなかったし、いまは考えられない」と話すにとどめた。「これだけ大きな舞台で負けたら『次は…‥』とは言えない」と、今後についてはまだ考えていない。
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